管理職・リーダーのコミュニケーションスキル 名刺交換から広げる雑談術

これから、新しい部下や取引先との初対面で好感を得るコミュニケーションスキルについて解説します。今回は、名刺交換の場面から生まれる雑談術です。雑談で和やかに商談を進める方法、その際の心構え、考え方、実践的なテクニックを解説いたします。

管理職・リーダーが意識したいこと「名刺交換の場面を活かす」

ビジネスで名刺交換の場面は、会話の糸口をつかむチャンスです。

たまに名刺を交換するとろくに見もせずに、名刺入れに閉まってしまう人がいますが、これは非常にもったいないことです。

かつての私も名刺交換は儀式くらいにしか思っていませんでした。

しかし、ある時、上司と同行営業に行った際、先方の苗字が珍しく、上司が「どのようにお読みになられるのですか?」「ちなみにご出身はどちらなのですか?」という会話をしているのを見て、「苗字が珍しかったら質問するといい」と思ったくらいでした。

これではもったいありません。

名刺には会社の所在地、肩書、拠点などたくさんの情報が盛り込まれています。

昨今では、オシャレなデザインの名刺、高品質な紙を使った名刺、自分のエピソードの入った名刺、写真入りの名刺なども増えてきています。

私自身も現在はコンサルタント・講師として、印象に残るようインパクトのある名刺を使っています。

非常に相手に覚えてもらいやすくなっています。

また、趣味や今まで住んだことのある場所、好きな音楽まで載せているので、相手も質問しやすく盛り上がっています。

これは私が独立していて自由に名刺を使えるからできるのであって、人によっては会社から支給されているシンプルな名刺で突っ込みどころなんかないよという方も少なくないでしょう。

会社員時代の私もそのような名刺でしたから、わかります。

 しかし、そのような場合でも名刺は雑談のネタになります。

 では、どのような点を話題にするといいのでしょうか。

1.ロゴ・イラスト・顔写真・似顔絵

名刺にロゴやイメージキャラクターのイラストが入っている場合はその由来を聞くといいでしょう。

また写真入りの名刺の場合、「実物よりよく見えますね」などというと、気分を害する方もいるので、「顔時写真があると印象に残りやすいですよね」と言うに留めておくのがいいでしょう。

2.経営理念・会社名

もし、名刺交換をしたお相手が代表取締役などの経営層の場合、名刺に載っている経営理念について触れてみるといいでしょう。

経営理念には思い入れがありますから、相手も饒舌になってくれるでしょう。

加えて会社名の由来を聞くのもいいでしょう。

会話が広がりやすくなるのは間違いないでしょう。

3.住所

そうはいっても、ロゴやイラスト、写真もない場合はなかなか糸口をつかめないでしょう。

また一般社員の方に経営理念などを聞いてもなかなか答えづらいというのもあります。

そのような場合、所在地あるいは支店などを含めた拠点について話すのがいいでしょう。

所在地の載っていない名刺はありませんから、どんな時でもネタにできます。

例を挙げてみましょう。

「南青山3丁目というと最寄り駅はどちらですか?」

「本社が福井県の鯖江市なのですね。眼鏡で有名ですよね?」

「埼玉県の川越にも拠点がおありなのですね。高校が川越の高校だったので、懐かしいです」

「北青山2丁目なのですね。○○っていうお蕎麦屋さんご存知ですか?」

「今日は上尾からいらしたのですね。ここまでどれくらいかかりましたか?」

「北海道の旭川に本社がおありなのですね。旭川って何が美味しいのですか?」

 その住所に縁があるならば、自分のネタを振るのがいいでしょう。「高校が○○でした」「芝浦にお客様がいて毎月伺いますよ」などでもいいわけです。

あるいは上の例にもあるように、その土地のことを聞いたり、ここまでの所要時間、路線などをヒアリングするのもいいでしょう。

 また初対面ならば、「ホームページ・ブログをチェックします」「御社はどのような業種ですか」「肩書におありのES推進部ってどんなお仕事なのですか?」なども糸口にするのもありです。

 ただし、アポイントを取って訪問している場合は「ホームページを見てこなかったのか」と相手の信頼を失くしたり、あるいは上場企業などが相手の場合「ウチの会社を知らないのかよ」などと思われてしまうので、業種などを聞くのは避けたほうがベターでしょう。

なお、冒頭にお名前が珍しいと読み方を質問する場合、注意点がございます。それは「変わったお名前ですね!」「珍しいお名前ですね!」というような言い方をしないことです。

これはある珍しい名前の方から教えていただいたことなのですが、「珍しい」と言われ続けていると自分が変わり者だというレッテルを感じてしまうからだそうです。

 「よって、大変失礼ですが、苗字は何とお読みになるのですか」という聞き方がいいでしょう。その際、笑いながら快く答えていただければ「ありがとうございます。差し支えなければどちらの出身か教えていただいてもよろしいでしょうか」と言った聞き方をすればいいのです。

 もし嫌そうな顔をしたら出身地の質問とかはしないほうがいいでしょう。

 なお、私の場合は自分を落としてこのような言い方をしていました。

 「○○さんという苗字の方に初めてお会いしました。初対面の方にもすぐ覚えていただけるので、印象に残るお名前は憧れます!私は吉田という必ずクラスに1人はいる名前でしたから。高校では3人もいました」

 また、お名前に共通の文字があれば「同じ弘という字ですね」と話題にしていました。

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