管理職・リーダーのコミュニケーションスキル 失礼のないよう相手の長い話をうまく終わらせる雑談術

これから、新しい部下や取引先との初対面で好感を得るコミュニケーションスキルについて解説します。今回は、失礼のないよう相手の長い話をうまく終わらせる雑談術です。雑談で和やかに商談を進める方法、その際の心構え、考え方、実践的なテクニックを解説いたします。

管理職・リーダーが意識したいこと「相手の長い話をうまく終わらせるひと言、気分を害するひと言

今度は、相手の長い雑談を止めたいとき、どうしたらいいか困るなんてことはありませんか。

かつて私が営業していた時のことです。

非常にお世話になっていた社長がいらっしゃいましたが、その方との面談では、いつも雑談が長引く傾向にありました。

その時も、あるスポーツの話題で、盛り上がっていました。

ふと時間が気になり、時計を見ると、目が点になりそうになりました。

「……(ヤバい。急いで出ないと、A社のアポに間に合わなくなってしまう)」

そう思った私は、このように伝えます。

私「社長、すみません。そろそろ次のお客様のところに行かなくてはならないので、そろそろ失礼します」

社長「(急に怒り出す)なんだ、その言い方は、失礼だな」

私「……(なぜ怒られたのかわからないが、すまなそうな顔だけする)」

社長「何で俺が怒ったかわかるか」

私「すみません……(何でだろう)」

社長「『次のお客様に行かなくてはいけない』という言い方が失礼なんだよ。まるで俺より次のお客様のほうが大事って言ってるのと同じだぞ」

私「大変申し訳ございませんでした。今後、厳重に気をつけますので」

社長は懐の深い方であり、若手社員であった私を許していただきました。

今となっては非常に恥ずかしいことです。

では、この時どう言えばよかったのでしょうか。

ある時、優秀な営業マンの先輩に相談してみました。

その先輩は次のようにするそうです。

まず、アポを獲る際に長くなりそうなお客様には「すみません。今日は1時間しか取れません」とあらかじめ伝えておきます。さらには訪問した際にもお伝えしておきます。

しかし、お客様はうっかり忘れてしまうかもしれません。

あるいは、初めてお伺いするお客さんで思いがけずに話が長引くということもあります。

この場合、次のようにします。

「そういえば」という言葉を使う

ここで、「話は変わりますが」「それとは別の話ですが」「それは置いておいて」などの言葉は非常に危険です。

言われた側は「否定された」と思われてしまうかもしれません。

そこで、使えるのは「そういえば」という言葉です。

「そういえば」は「思い出した」といったニュアンスのつぶやきでもあります。

 「社長、話を遮ってすみません。そういえば…」

このような言い方なら、相手も抵抗なく話を止めて聞く側に入るでしょう。

では、「そういえば」の後、どのような話の展開に持っていけばいいのでしょうか。

1.本題の重要な話をする

「言い忘れていてすみません。この商品にはこんな特徴があったのです」と、重要な商品の特徴を伝える。

先ほど沈黙のパートでお話ししたように、ここで伝えるとインパクトがあるという内容の話をするといいでしょう。

その後、「本日はお忙しい中、お時間をいただき、ありがとうございました」とまとめてしまえば、自然な形で終わらせることができます。

先ほどの雑談の話に戻ることはないでしょう。

2.質問及び確認をする

「先ほどの本題のお話を念のため、確認して整理させていただいてよろしいでしょうか」

と確認します。

このような言い方なら、相手も「そうだね」と長い雑談を止めて耳を傾けてくれるでしょう。

「きちんとした営業マン」だとむしろ相手に好感を持ってもらえるでしょう。

大切なのは一度、こちらの話に持って行って、終了させることです。

相手の話の最中に遮るのは非常に危険です。

管理職研修 リーダー・管理職育成のための研修を用意しています。

 

メルマガプレゼント

日本のマネジメント層をサポートする吉田幸弘の管理職やリーダー研修・コミュニケーション術研修のエッセンスをお伝えしております。

「きょうよりも業務進行が捗るマネジメントができるようなりたい」「部署の空気を良くしたい、プロジェクト士気を高めたい」管理職やリーダーのためのメルマガ「 一流のリーダーが実践している ちょっとした心がけ 」を登録者の方に定期配信しております。


メルマガの内容一例

・新刊の原稿の一部及び未収録原稿を抜粋
・管理職におすすめの書籍のご紹介
・マネジメント手法のご紹介
・社内コミュニケーション手法のご紹介

・その他、管理職・リーダーに役立つ情報

 

吉田幸弘_書籍_メルマガ

 

都道府県 【必須】