管理職・リーダーの意思決定術「新しいアイデアは独断で取り入れてもいい1つの理由」

部下に9割任せる! 第15回

新しいアイデアは独断で取り入れてもいい  

前回記事、管理者・リーダーのマネジメント術「指揮者のリーダーシップに学ぶ」 から引き続きオーケストラの指揮者からこれからのマネジメントは 学んでいきます。

オーケストラのメンバーの中にも、企業の社員の中にも、今までの慣れたやり方に固執し、変化を嫌う人はいます。できるだけ楽をしたいと思っているのです。   

このようなメンバーは、リーダーが何か新しいことを提案すると次のように言います。 

「今の状態でうまくいっているのに、どうして変えるのか」 

それに対して、新任のリーダーは革新をもたらして、チームを活性化させようとします。

そして、それまでのルーティンを捨てさせようとします。   

一方、今までのやり方に固執している人、たとえばベテランメンバーや既得権益を持っている人は、ルーティンをそのまま続けようとします。  

時間の経過にともない、内部環境も外部環境も変化していきますから、変えないこと、変わらないことは後退しているのと同じです。   

現状を変えたくない人は、せっかく新しいアイデアが出てもそれをつぶしてしまいます。   

特にベテランメンバーは上手に立ち振る舞います。経験が豊富であるからこそ、若手メンバーには強い立場で向かい、組織の中心にのさばり、改革に対するブレーキ役になります。  

若手メンバーや信任のリーダーは、このようなブレーキ役の人に遠慮してしまいがちです。 

いちいち反対者の顔色をうかがわない

このようなとき、オーケストラの指揮者は次のように対応します。 

仮に、指揮者が16人の演奏者からなるチームを率いていたとします。

たとえば、そのうちの1人から新しい意見が出たとします。 

その意見に対して、3人のメンバ-が「今までの方法でうまくいっているのに変える必要はない」と反対したとします。 

このような場合、オーケストラの指揮者は新しい意見がよいと思ったら、反対者3人の意見を無視して、さっさと新しい意見を採用してしまうのです。 

企業のリーダーも同じようにするべきです。

改革に反対する人がいても気にしてはいけません。

新しい意見が出るたびに、いちいち反対者の顔色をうかがっていては、新しい意見が出てこなくなってしまいます。 

そもそも全員が100パーセント一致するということなどはあり得ないので、新しいやり方に変えようとすれば、反対する人は必ず出てくるものです。

特に、反対派の中にベテランメンバーがいると、リーダーに対して強く出てくることもありますが、恐れてはいけません。

自分がいいと思った意見は堂々と採用するようにしましょう。 

(3月上旬発売予定 部下に9割任せる!)

 

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