管理職・リーダーのコミュニーケーション術「部下とはなるべく飲みに行かない」

部下に9割任せる! 第6回

部下とはなるべく飲みに行かない

皆さんの中には、終業後に飲み行くことで部下とコミュニケーションをとっているという方はけっこういらっしゃるかと思います。

最近はお酒を飲まないという若手社員も増えてきたので、このような“飲ミュニケーション”は、昔と比べるとだいぶ減ったようですが、いまだ健在です。

飲ミュニケーションは、部下の悩みを聞いたり、仕事以外での「顔」を知るチャンスともいえます。

一方、部下にとっても、上司や先輩と飲みに行くことで、仕事や職場での立ち居振る舞いを学ぶことができるというメリットがあります。

雇用形態や仕事内容があまり変化しない年功序列制・終身雇用制のもとでは、有効なコミュニケーション方法だといえるでしょう。

しかし、昨今のようにビジネスをめぐる環境の変化が速く、多様性や新しい発想が求められる時代においては、社内の人たちとばかり飲んでいると、時代から取り残されてガラパゴス化してしまう恐れがあります。

特に、リーダーはなるべく外の人と会って、新しい情報を取りに行くようにするべきです。

とはいえ、部下と飲みに行って、コミュニケーションを深めること自体は悪くありません。

ただ、あまり頻繁に飲み行くのではなく、できれば忘年会やプロジェクト開始時のキックオフ、あるいプロジェクト終了後の打ち上げくらいにとどめておくのがいいでしょう。

・すべての部下と同じレベルで接する

飲ミュニケーション以上に今どきのリーダーが大切にしなければならないのは、各メンバーとのコミュニケーションの量と質に差をつけないようにすることです。

たとえば、Aさんに声をかけたら、BさんやC君にも同じ頻度で声をかける必要があります。

しかし、この質と量をそろえるというのは、そう簡単なことではありません。

たとえば、事務方の仕事が多いAさんは社内にいることが大半だけれど、営業のBさんは始業と終業のときにしか社内にいないなどというケースです。

また、リーダーも人間ですから、どうしても個々のメンバーに対して「好き・嫌い」があるでしょう。

声をかけやすい部下もいれば、取っつきにくい部下もいるかもしれません。

あるいは、業績をあげているAさんとは毎週でも飲みに行きたいが、業績が悪いBさんとはあまり気乗りがしないといったこともあるでしょう。

これについては仕方ないことではあるのですが、あなたがあまり声をかけていない部下からすると「私は、もしかするとリーダーに嫌われているのかもしれない」などと心配に感じてしまうでしょう。

そのような不安から、ぎこちない関係になってしまったり、それが原因でパフォーマンスが下がってしまうかもしれません。

たとえば、元プロ野球監督の野村克也さんは、選手の結婚式には絶対に出席しなかったそうです。

「あの選手の結婚式には出たけれど、オレの結婚式には出てもらえなかった」などと選手がひがむのを避けたからだそうです。

たとえば、いつもは選手の結婚式に出席するのに、たまたまある選手の結婚式の日に別の用事があり、欠席したとします。すると、野村さんに他意がなくても、その選手は不快感や不信感を抱いてしまうかもしれません。

ならば、差をつけないためにも、初めからすべての選手の結婚式には参加しないと決めるほうがいいのです。

 

(3月上旬発売予定 部下に9割任せる!)

 

 

 

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