管理職・リーダーの部下育成で大事にしたい1つのこと「短期的なインパクトを追求しない」

部下に9割任せる! 第18回

短期的なインパクトを追求しない

もしオーケストラの指揮者がリスナーにウケそうなパートばかり強調して名曲を指揮したとしたらどうでしょうか。

そのような演奏には、芸術性も作品全体を支配する統一性もないので、耳の肥えたリスナーにはそっぽを向かれてしまうでしょう。また、指揮者自身も業界での信頼を失い、仕事ができなくなってしまうでしょう。

似たようなことはビジネスの世界でもしばしば起こります。

本来、ビジネスは長期的な視点を持って継続的に進めていかなければならないのに、短期的なインパクトで結果を出そうとしてしまうケースです。

確かに、一時的にお客さまがついてくるかもしれませんが、そのようなインパクトに惹かれてついて来たお客さまは別のインパクトがあるものが出てくると、今度はそちらについて行ってしまいます。

たとえば、インパクトのある低価格キャンペーンで一瞬お客さまを集めたお店が、通常価格に戻したあと、すぐ近くのもっと安い価格で得る同業者にお客さまを奪われてしまうというのと同じです。

部下はリーダーの意図を一瞬で見抜く

さて、クラシック音楽界では、近年センセーションがもてはやされています。

たとえば、演奏家は演奏の技術が世界トップクラスというだけでなく、並外れて魅力的なルックスも兼ね備えていなければならないというような風潮です。

若い演奏家の中には、自分の外見をどのようにアピールするかのほうに重点を置いて、スキルを磨いたり、繊細なニュアンスを表現するための努力を怠るような人も出てきているそうです。

企業においても、リーダーの行動主義が、本人のキャリアアップや自己アピールのためのものなのか、それとも会社の業績向上やプロジェクト促進を思ってのためのものなのか、判断が難しい場合がしばしばあります。

しかし、メンバーはリーダーが本当は何を狙っているか、適切に行動しているかを直感的に判断します。

リーダーの言動が不一致だったり、うわべだけの行動をとったり、あるいは実力のあるふりをしたりすると、部下は一瞬で見抜きます。

ですから、くれぐれも目先の利益を追ったり、その場限りの自己アピールなどはしないようにしてください。

リーダーの真価は、たゆまない努力と一貫した行動をする中で自然と表れるものなのです。

(3月上旬発売予定 部下に9割任せる!)

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