管理職・リーダーのマネジメント・承認スキル ミーティングの議題は部下に決めてもらう

これから、管理職・リーダーのマネジメントスキルのひとつ「承認」の技術について解説します。今回は、「ミーティングの議題は部下に決めてもらう」ということについてです。リーダーとしての考え方、その際の心構え、実践的なテクニックを解説いたします。

管理職・リーダーが意識したいこと「ミーティングの議題は部下に決めてもらう」

 

 部下との信頼羅関係を構築したり、部下のことをよく知るためには、「面談」をするとよいでしょう。

 このように面談を推奨すると、面談なら年に2回評価面談をしているよとの声もあるかもしれません。

 しかし、年2回の評価面談では部下を成長させるのは難しいでしょう。最低でも月に1回は面談をし、適切な目標を設定し、それに対するPDCAをチェックしていく必要があります。

 これらはリーダー主導の面談です。

 一方、ヤフーやグーグルなどで仕組化している1on1ミーティングという仕組みがあります。これらはリーダーのためではなく、部下のためのものになります。

 つまり、部下の話したいことを話してもらいます。

 よって、話す内容は部下に決めてもらいます。

 部下の中にはなかなかリーダーに悩みを打ち明けてこない人もいます。

 リーダーが相談しづらい仕組みを作っている場合もありますが、そうでなくても悩みを打ち明けてこない場合があります。

 余談ですが、部下のほとんど、あるいは若手メンバーの多くが相談に来ない場合は、リーダーを恐れている、あるいは心理的安全性が確保できていないケースがほとんどです。

 仮に威圧感を出さずにいたとしても、このような面談ではついリーダー指導になってしまい、今の進捗、仕事状況などを把握し、教える時間になってしまいがちです。 

 しかし、これでは部下も心理的安全性を確保できないため、リーダーに相談できないでしょう。

 話す内容は仕事のことでもプライベートのことでもかまいません。

 次のように進めていきます。

リーダー「今日は何の話をしようか?」

部下「クロージングが上手くできなくて困っています」

リーダー「うん、そうか……。それでそれで」

部下「提案書を出した後、お客様が沈黙になることがあります」

リーダー「沈黙か…」

部下「はい、その時焦ってしまいます」

リーダー「焦っちゃうんだね」

 部下に議題を決めてもらえば、このように流れていきます。

 一方で、リーダーが同じ議題を設定すると、次のようになります。

リーダー「今日はクロージングについて話そうか」

部下「はい」

リーダー「A君はな、クロージングが上手くできていないだろう」

部下「はい」

リーダー「どの点に問題があるんだろうか」

部下「えっと、提案書を出した後に、お客様が沈黙になることがあります(本当は業務の効率化について話したかったのに…)」

 このように本当の悩みを解消できず、部下は悩みを抱えたままの状態です。

 悩みを抱えている状態では、パフォーマンスが落ちてしまいます。

 部下に議題は決めてもらいましょう。

 部下のなかには、仕事ではなくプライベートの悩みを抱えている人もいます。

 プライベートの悩みを議題にするのもいいでしょう。

 このようにプライべートの悩みが議題になるのは、部下の心理的安全性が確保されている証拠です。

 しかし、プライべートの悩みは、リーダーのあなたでは解消できないものもあるでしょう。

 また答えようとしてあげるあまりプライベートに立ち入りすぎてしまうのも危険です。

 では、どうすればいいのでしょうか。

 この場合、真剣に聞くことです。

 「大変だったんだね」

 「そうか…」

 多くの部下は悩みを解決してもらいたいというよりは聞いてもらいたいのです。

 特にプライべートの場合は、その傾向が強くなります。聞いてあげて、相手の気持ちに寄り添えばいいのです。

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