管理職・リーダーのマネジメント・承認スキル 任せた仕事を部下が失敗してしまったときは?

これから、管理職・リーダーのマネジメントスキルのひとつ「承認」の技術について解説します。今回は、「任せた仕事を部下が失敗してしまったときは?」ということについてです。リーダーとしての考え方、その際の心構え、実践的なテクニックを解説いたします。

管理職・リーダーが意識したいこと「任せた仕事を部下が失敗してしまったときは?

任せた仕事を部下が失敗してしまった時の対応方法をご紹介いたします。

 ここではどちからといえばクレーム対応やコンプライアンスの観点ではなく、本書のテーマである「リーダーシップ」「部下の育成」という観点で伝えていきます。

1.1度の失敗でその仕事を奪わない

 部下に任せてもその仕事を1度失敗してしまうと、取り上げてしまうリーダーもいます。ひどい人になると、その部下の能力を低く評価し、一切の仕事を任せなくなってしまうリーダーもいます。仮に任せても簡単にできる仕事で、新しいスキルや仕事筋(仕事上の筋肉)が身につかない仕事しかお願いしなくなってしまいます。

いわゆる「誰でもできる」「簡単な」「マニュアル通りで100%OKのルーティン的要素の強い」仕事がこれに当てはまります。

 1度失敗したからといってその仕事を取り上げてしまうのは、子どもに補助なしの自転車の練習を1度させて、失敗したら取り上げてしまうのと同じです。

 リーダーは、部下が失敗しても、修正してまた次に挑戦させるようにしましょう。

 現在、プロ野球球団のソフトバンクホークス株式会社取締役会長をされていて日本一ホームランを打っている王貞治氏もデビューしてから26打席連続で三振をし続けたそうです。ここで当時の監督が王選手をあきらめてしまっていたら、「世界の王さん」は誕生しなかったでしょう。

2.自分が失敗したときのことを思い出す

 リーダー自身が新しい仕事に挑戦して失敗したときのことを思い出してください。

 それでもリーダー自身はあなたに仕事を任せてくれ続けたのではないでしょうか。

 「そんなことはなかった。私は取り上げられた」という人がいたら、同じような嫌な思いを部下にさせないようにと思いましょう。

 また、その失敗したことで成長できた点を振り返りましょう。

 部下が成長できるポイントを奪ってはなりません。

3.つまずきポイントを明確にし、次に備える

 どのポイントでつまずいたのかを明確にしておく必要があります。

 人が仕事でつまずくポイントはたいてい同じです。

 A君がつまずいたポイント、もう1度A君に挑戦してもらった時、つまずく可能性があります。A君だけではありません。次に似た仕事をB君がする時、つまずきポイントの回避策、あるいは対策を把握しておけば、その仕事の成功率は高まるでしょう。

 マニュアルに加えるといいでしょう。

 なお、その際「A君がつまずいた」と周知するのではなく、「つまずきやすいポイント」を見つけたからシェアしますといったニュアンスにしましょう。

 そうすればA君が恥をかかなくてすみます。挑戦して失敗した人が小さくなって、失敗しないために挑戦しない人が評価されたり、存在が大きくなるのはナンセンスです。

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