管理職・リーダーのマネジメント・承認スキル カリスマリーダーである必要はない

これから、管理職・リーダーのマネジメントスキルのひとつ「承認」の技術について解説します。今回は、「カリスマリーダーである必要はない」ということについてです。リーダとしての考え方、その際の心構え、実践的なテクニックを解説いたします。

管理職・リーダーが意識したいこと「 カリスマリーダーである必要はない

突然ですが、カリスマリーダーというとどなたが浮かびますか?

戦国大名の織田信長、豊臣秀吉、徳川家康や幕末の西郷隆盛、吉田松陰、坂本龍馬あたりが浮かぶ人が多いのではないでしょうか。

あるいはカリスマ的存在の経営者、松下幸之助氏、本田宗一郎氏、あるいは稲盛和夫氏、ジャックウェルチ氏などを挙げる人もいるでしょう。

あるいはスポーツの監督などを出す人もいるかもしれません。

リーダーになったら、このようなカリスマリーダーになってぐいぐい引っ張っていきたいと思う人もいるでしょう。特にプレイヤー時代にカリスマ的存在だった人にはその傾向は強くあります。

リーダーというと「即断即決・勇猛・大胆」「ついていきたくなるカリスマ性」「頼りになるボス」「背中で引っ張るエース兼リーダー」「精神力の強い軍曹」というイメージを持っているのでしょう。

しかし、そうしたリーダーは過去のものになりつつあります。

高度経済成長期のような少品種大量生産の時代でしたら、このようなリーダーが評価されたかもしれません。

しかし、今は多品種少量生産の時代、生き方もバラバラです。

かつてのように同じテレビ番組を見て、同じ音楽を聴いて育ってきた時代ではありません。

現代の部下はアマゾンの「ロングテール戦略」のように、色々なものに興味を持ち、それぞれが違う趣味を持って、違うスポーツをして育っています。

かつてでしたら、運動神経のいい人のほとんどが野球やサッカーをやっていましたが、今は色々なスポーツに分かれています。

画一的な生き方ではなくなったということです。

それに伴い仕事の範囲も広がりました。

変化のスピードが激しく、全知全能というわけにはいかなくなりました。

予期せぬ業界再編の動き、かつては敵同士が業務提携をしたりすることもあります。

何よりも年功序列制度がなくなり、雇用も流動化してきました。

さらにはメールの影響もあります。

かつてはコミュニケーションのツールは電話でした。

後輩は上司や先輩が他部署やお客さまに電話で話しているのを見て学ぶことができました。

逆にいえば、上司から部下の仕事が見えていました。

電話の様子を見て、このような仕事をしてるのだなと把握できたものです。

どんなに頑張っても、部下に勝てないスキルも出てきました。PCやスマホなどのITスキルが大乗的な例です。

部下のなかには子供の頃からPCやスマホに触れている人もいます。

学生時代からプレゼンテーションの資料を作成している人もいます。

また、部下もリーダーに対して「何でもできる人」というよりは、「相談するパートナー」といった位置づけで考えている人も増えてきています。

実際、すべてにおいて部下に勝つのは難しいのです。

よって、カリスマリーダーになるのは難しいのです。

むしろ、カリスマリーダーになろうと我を強くして部下に対して、何でも従えというような威圧的なコミュニケーションをとると、部下も「怒られない程度の最低限の仕事だけやっておけばいいや」とパフォーマンスは下がってしまいます。チーム力を下げることになってしまいます。

当然、部下の成長のスピードも遅くなります。

もうカリスマリーダーを目指す必要はないどころか、カリスマリーダーを目指すことは危険ちょいう状態です。「裸の王様」になる可能性があります。

全知全能のカリスマリーダーの時代は過去のものになったのです。

逆を言えば、リーダーに昇格すると全知全能の優秀なカリスマ的存在にならないといけないから、自分にはリーダーは向いていないなと思っていたような人の中にこそ、リーダーにふわさしい人がいるのです。

むしろ痛みのわかる接しやすいリーダーのほうが、リーダーシップを発揮しています。

リーダーだって失敗することもあります。

自分で1人どんどん決めていけないリーダーもいます。

そんな人が無理にカリスマリーダーを目指したら挫折し、チームが機能しなくなるだけです。

カリスマリーダーではなく、チームメンバーと横並びのパートナーのような関係を作れるリーダーこそ、リーダーシップを発揮しているといえます。そのほうがチームメンバーのポテンシャルをより引き出すことができます。

漫画「ワンピース」が大人気になったのもルフィーが背中で引っ張るのでなく、みんなのいいところを上手に引き出すリーダーだからです。

時代も補佐的な役割をするサーバントリーダーを求めているのです。

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