管理職・リーダーのマネジメント・承認スキル ダメな自分を見せてしまおう

これから、管理職・リーダーのマネジメントスキルのひとつ「承認」の技術について解説します。今回は、「ダメな自分を見せてしまおう」ということについてです。リーダとしての考え方、その際の心構え、実践的なテクニックを解説いたします。

管理職・リーダーが意識したいこと「ダメな自分を見せてしまおう」

突然ですが、あなたは次の2人のどちらのリーダーについていきたいと思いますか。

 1人目のAさんは、常に理論武装していてスキのないタイプ。最新の業界の情報も把握しているし、ビジネススキルも非常に高い人。決して愚痴などは言ったりしない人。

 時折、自分はすごい人なんだと武勇伝を語り、「俺についてくれば大丈夫だよ」が口癖。

 「部下になめられてはいけない」が口ぐせで、自分より下の人には威圧感を出す。

 一方、2人目のBさんは、いつも笑顔で明るいタイプ。「やべえ、ミスするところだったと、見栄を張らずにかつての自分の失敗も開示してなんだか安心できるタイプ。

 相談すると「困ったな」が口ぐせ。

 午後の時間帯になると、眠気防止にはフリスクだよなんて言っているタイプ。

 いわゆる気取らないタイプです。

 実はこの2人のリーダーは本当に実在していました。

 この2人は一緒にリーダーに昇格しました。

 最初の3ヶ月はAさんのチームのほうが業績が上がっていたのですが、後々逆転し、Bさんはさらに昇格し数年後役員になりました。

 Aさんはあまり慕われず、部下は仕事だから仕方がないと思って接していました。

 一方のBさんの部下は、Bさんに相談しやすいなと感じていたのです。

 Bさんの部下は、リーダーBさんに対して「心理的安全性」を高く持っていたのです。

 「心理的安全性」とは、「メンバー1人ひとりが安心して、自分が自分らしく働ける」ということをいいます。

 自分らしく働くとは、「自己認識・自己開示・自己表現ができる」ということです。

 いわゆる安心してモノが言えるということです。

 安心してモノが言えないとAさんのチームのように、言いたいことがあってもどうせ否定されてしまうだろうというようになってしまいます。

 心理的安全性が確保されていない状態です。

 チームに心理的安全性があれば、リーダーに対しても、先輩に対しても、チームの仲間に対しても尊重するようになります。

 安心して意見を出し合えるようになるので、自然と生産性の高いチームになっていくのです。

特に、Bさんのように自分の失敗や弱みを開示することは、心理的安全性を示すにも効果的です。

よって自分の弱い部分や過去の失敗などをどんどんメンバーに開示してしまいましょう。

 ここで、私が開示していた例をお伝えします。

・実は朝が弱い

・午後の時間帯、眠くなることがあるので、黒のミンティアは手放せない

・絵が下手である

・メモの字を自分で書いておきながら読めなかった経験がある(字が下手である)

・かつては万年湯沸かし器と言われるような怒ってばかりの存在だった

・かつては部下になめられないように怖い表情を作る練習を鏡の前でつくっていた

・お客様を間違えて呼び捨てにしてしまったことがある

・メールを送る際に様をつけ忘れたことがある

 真似すべきことではないですが、リーダーにもこんなことがあったんだと思い、部下がホウレンソウをきちんとしてくれるようになります。

 でも、こんなこと言っていたら部下に馬鹿にされてしまうのではないかと思った方もいらっしゃるかもしれません。大丈夫です。

 リーダーに求められているのは判断力です。

 いざという時に判断できるリーダーなら舐められることはありません。

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