管理職・リーダーのマネジメント・承認スキル ナンバー2にふさわしいのはどんな人か

これから、管理職・リーダーのマネジメントスキルのひとつ「承認」の技術について解説します。今回は、「ナンバー2にふさわしいのはどんな人か」ということについてです。リーダーとしての考え方、その際の心構え、実践的なテクニックを解説いたします。

管理職・リーダーが意識したいこと「ナンバー2にふさわしいのはどんな人か」

リーダーが1人で管理できるのは7人までと言われています。

よって7人以上の部下を率いる場合、補佐役的な役割をするナンバー2の役割を果たす人が必要になります。

 ちなみに私は7人以下のどんな組織でもナンバー2の役割をする人がいたほうがいいと思います。

 例えば、お店でしたら店長が急にお休みになったとき、代理の役割をする人が必要になります。

さらには店長もずっと今の店にいるわけではありません。転勤など部署の異動もあります。

 リーダーは自分がいなくなった後のことまで考えて組織を率いていかねばなりません。

 よってナンバー2を育てる必要があるのです。

 「金を残すのは三流、名を残すのは二流、人を残すのは一流」という言葉があります。

 一流のリーダーは、人を残す、いわゆる後継者を作る必要があるのです。

 自分がチームを率いていた時はトップでも、自分がいなくなったらチーム力がダウンしてしまったなんて状態にはしないのです。

 ナンバー2を決めるのは非常に大切です。

 決めるのには「貢献力」と「批判力」という2つの要素が必要になります。

 リーダーに対しての「貢献力」の有無、「批判力」の有無によって、部下は4つのタイプに分類されます。

1.貢献力が高くて批判力が低い「イエスマン」

 リーダーに対して非常に従順で、貢献力が高くて一見よさそうに思えます。

 ある程度実績や経験も兼ね備えた人で、このようなタイプの人を、リーダーはついナンバー2に選んでしまいがちです。

 このようなタイプの人は、業績が高い時はまだしも、業績が低迷してきている場合は、あまり機能してくれません。

 むしろリーダーが間違った方向に進んでいるとき、その方向へ加速させてしまう危険性があります。

2.批判力が高くて貢献力が高い「反逆者」

年上の部下であったり、リーダーとは正反対のタイプの人がここに当てはまります。

このタイプはリーダーの上げ足を取ることが第一です。

例えば、感性の高い発明型のタイプのリーダーの中には論理的に考えたり、計画を立てたりすることが苦手な人も少なくありません。

誰もが全知全能であるわけではないので仕方ないのですが、このような「反逆者」タイプはリーダーにないものを大きく指摘してきます。

批判することが主目的であまり貢献をしないのが特徴です。

弁が立つ方が多いので、周りを巻き込んできて、リーダーにとっては厄介な敵になります。

「いつもアバウトな指示ばかりで、内容に一貫性がない。あんなバカ上司がいるから業績が上がらないんだ」などと陰で触れ回ったり、時には会議でリーダーのあなたの言ったことが誤りだと指摘して拍手喝采を得ようとする「アンチリーダー」です。

このタイプの人に苦しめられる新人リーダーは少なくありません。

3.批判力も貢献力も低い「評論家」(逃避者)

 「イエスマン」はひたすらリーダーのファンであるのに対して、この「逃避者」タイプは、諦めているから形式上リーダーに従う人です。

 一見従っているように見えて、貢献力を発揮しているわけではありません。

 失敗する可能性の低いルーティンワークを無難にこなしていればいいやと考え、極力新しい取り組みや仕事は避ける傾向にあります。

 「しょうがない」が口癖で、すべては外部の要因にしてしまう傾向があります。

4.貢献力も批判力も高い「協働者」

 非常にバランスがよく、リーダーに足りない部分を補い、組織をよい方向へ導く助けとなってくれる人です。

 時には批判力が強くてリーダーが困ることもありますが、ここ一番では貢献力を発揮して結果を出してくれる人もいます。

 逆のタイプで、普段は貢献力が強くて従順さが目立つのですが、時々鋭い意見を上司に述べたりする人もいます。

 何も言えないのではなく、いざという時にはリーダーに言いにくいことも進言する、あるいは普段はリーダーに対して反対意見ばかりだが、ここぞという時にはリーダーの後押しをする人です。

 何よりもリーダーのメンツを立てる人で、批判をする時も、リーダーの気持ちに寄り添います。よってみんなの前で意見を言うのではなく1対1の時などに進言します。

 この4のタイプの人をナンバー2にするのがいいでしょう。

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