管理職・リーダーのマネジメント・承認スキル 言行の一致には細心の注意を払おう

これから、管理職・リーダーのマネジメントスキルのひとつ「承認」の技術について解説します。今回は、「言行の一致には細心の注意を払おう」ということについてです。リーダとしての考え方、その際の心構え、実践的なテクニックを解説いたします。

管理職・リーダーが意識したいこと「言行の一致には細心の注意を払おう」

「達成したら、みんなで焼き肉に行こう」

「報告書を締め切りまでに提出しろと言っておきながら、年上で気難しいBさんには期限後でも許している」

「遅刻するメンバーを叱っておきながら、自分も会議に遅刻してくる」

「役員も出る会議にて部下が新規提案。事前に後押しするからと言っておきながら、支店長がダメ出ししたら、確かに根拠が浅いですねなどと一緒になってダメだし。結果、部下を裏切った」

「クレームなどで大変な時は同行すると言っておきながら、実際に相談したら、俺は忙しいと逃げる」

 これらのように言っていることと行動が一致していないことはありませんか。

 リーダーにとっては簡単に言った些細なことでも、部下はしっかり覚えています。

 「言っているけどやらなかった」では部下の信頼を失くします。

 部下は「あれ頼んだんですけどおかしですね」とは言いませんから、静かに信頼をなくすわけです。まるで、買った商品に問題があったら、文句は言わないけれど、次は違う店に行ってしまう「サイレントクレーマー」と同じです。

 小さな積み重ねが信頼関係を構築していきます。

 言ったことは必ず期日をノートに書いて実行するようにしましょう。

 しかし、そうは言ってもリーダーも人間です。

 間違うこと、失敗すること、忘れてしまうこともあります。

 もちろんそれらを回避する対策を練らなければならないのですが、ゼロにはできません。

 そのような場合は、きちんと謝るようにしましょう。

 部下にきちんと謝れるリーダーは信頼されます。

 また、言ったことと違うことを言わないようにする、一貫性を保つことも重要です。

 例を挙げていきます。

 「週初めの月曜日の会議で、『今月は新規に力を入れよう』と言っておきながら、水曜日の夕方に『既存顧客の拡販』に力を入れるぞと言う」

 このように言ったことをコロコロ変えるのはよくありません。

 しかし、変化のスピードの激しい現代では『朝礼暮改』と言って、朝言ったことを夕方違うことを言わなくてはならないケースもあります。

 一回決めたことが違っていたという場合もあるので、『朝令暮改』も仕方ないでしょう。

 例えばAという商品を重点的に既存のお客様に20件案内したが、1件もいい反応を示さなかったから、Cという商品に変えて案内しよう」と部下に指示するとします。

 この場合、「背景」をリーダー自身の言葉でしっかり説明できれば、部下は納得します。

 しかし、「上層部の指示だから」「そうなったのだから」と自分自身の言葉で背景を語れないと部下はリーダーを信頼しなくなります。

 仕事をする時、「自分ごと」で取り組めるか、あるいは「他人事のやらされ仕事」で感じてしまうのは「その仕事をする理由・背景」が明確かどうかです。

 これが曖昧だったり、言われてなければ「他人事のやらされ仕事」となってしまいます。

 なお『朝礼暮改』に関して、多少は仕方ないにしてもあまりにもコロコロ変わりすぎると、信頼をなくすので注意が必要です。言う前にきちんと吟味する必要があります。

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