聞き上手になるために一番大事なことは、相手が落ち込んでいたり、マイナスの気持ちになったりすれば寄りそい、プラスの気持ちであれば、よりプラスにしてあげる反応をすることです。

そして、相手の心をプラスにするために有効なのが「肯定表現」です。

「具体的に話すためには、具体的に考えなければいけない」という前提があるのと同じように、肯定的に表現するためには、相手を肯定的に見なければいけないわけです。

言葉を返すことによって本人も気づいていなかったことを伝える、これが「肯定」となります。これはそれほど難しいことではなく、ちょっと角度を変えてみれば簡単です。

たとえば、「心配性なんですよ」と言われたら、「慎重にじっくりと物事を進めるタイプなんですね」というように、相手を慎重な人として肯定的に言い換えてあげます。

また、「いいと思ったら、考えるより先に行動に移しちゃって後悔するんです」と言われたら、「積極性があるってうらやましい!」このように、ほんのちょっとした言葉で言い換えられれば十分です。

しかし、中には余計なひと言を言ってしまう人がいます。

「ダイビングが好きで、いいなという海があったら、海外にでも潜りに行ってしまいます」と話す人に、「それはいい趣味をお持ちですね。私もあやかりたい」と言えば無難なのですが、「それじゃ、お金がかかって大変っですよね」などと言ってしまうと、いい印象は持たれないでしょう。

相手の話に対しては「肯定」で受け止めることを意識するようにしましょう。