私は仕事柄パーティーに出る機会があります。1人で行くことも少なくありません。でもせっかくのパーティーなので、色々な方に挨拶します。今でこそ、慣れていますが、最初に参加した頃はどうしていいかわからず、ただ食事をして終わりなんてこともありました。

サラリーマンだった頃のお話です。会社で上司から、セミナーとパーティーに参加して来ればと勧められました。セミナーは面白そうだけど、パーティーで知らない人と交流するのは面倒だなと思っていました。

まあ、セミナーだけきちんと受ければいいかと、勝手に解釈し、当日参加しました。そのような気分で行ったので、セミナー後のパーティーでは誰とも名刺交換をしませんでした。

翌日会社へ行って、上司からセミナーのことを聞かれます。セミナーの報告は上手くいったのですが、その後「どんな会社が来てたの?」と聞かれました。幸い、名簿があったので、こんな人たちが来てたと見せながらお話します。

すると部長が、「Aさん来てたんだ。Bさん来てたんだ。Cさん来てたんだ・・・・・・」と言い出しました。ドキドキしながら無言でした。

そして、「吉田君は誰と話した?」と聞かれます。

「・・・・・・」

私は無言になってしまいました。

吉田:「・・・・・・いや、実はその・・・・・・」

部長:「どうした?」

吉田:「ご挨拶した方は何人かいたのですが、名刺をお持ちでない方が多く・・・・・・」

最悪です。

私は言い訳しようとしていたのです。

でも、そんな嘘は部長に見抜かれました。

部長「そんなこと言って。誰とも話さなかったのだろう?」

吉田「はい。すみません・・・・・・」

部長「せっかくパーティーに参加したのだから、積極的に交流しないとダメじゃないか」

吉田「すみません。次回からきちんとやります」

このような流れになりました。

そこから2ヶ月後、パーティーにまた参加することになりました。今度こそはの思いで、10人の方とお話をしてきました。もちろん、交流会やパーティーでたくさんの人と話しかけることがいいこととは限りません。1人の人と濃い交流をしたほうがいいという考え方もあります。ただ、ここでは知らない人にどうパーティーで声をかけるかという話に終始したいと思います。

まず1つ目の方法です。自分を安心させることです。何だ、そんなことかと思った方もいらっしゃるかもしれませんが、これは大事です。「大丈夫。他の人も1人で来ている人はいる」と思うことです。平常心が大切です。

2つ目。主催者に挨拶する。まずは主催者に挨拶に行ってみてください。そして主催者が忙しそうにしていなければ、めぼしい人の紹介をお願いしてみます。名簿の中から指名してもいいですし、このような人と、紹介して欲しい人の像を伝えるのもいいでしょう。そもそも主催者は参加者が満足しているかを気にされるので、嫌がらないと思います。

3つ目。1人でいる人を見つけて声をかける。パーティー会場で1人で携帯をいじったり、黙々と食事をしている人は意外に少なくありません。そういう人に声をかけてみるのです。「知らない人が多くて、身の置き場がないですね」「こういうパーティ-、苦手なんですよ」などと自己開示するのもいいでしょう。そのうえで「今日はどういったきっかけでいらしたのですか?」と訊いてみましょう。その方もきっと同じ境遇に置かれた方で、仲間意識も芽生えるでしょう。本当は話したかったという欲求の行き場を見つけた安堵感もあって、会話も広がっていくでしょう。

以上3点、意識するといいでしょう。私もそれ以来パーティーへの苦手意識はなくなりました。